モデル小説とは、実在の人物をモデル(題材)とし、ある部分は実在の人物や実際に起きた出来事に依拠しつつ、ある部分は作家の創作を交えて書かれた小説をいいます。法律上の用語ではありません。
登場人物がモデルとなった人物と同定できる場合には、虚構を交えた作品であっても名誉やプライバシーの侵害が問題になります。最高裁平成14年9月24日第三小法廷判決は、公的立場にないモデルの名誉、プライバシー等が侵害され、重大で回復困難な損害を被らせるおそれがあるとして、小説の出版の差止めを認めた原審の判断を是認しました。